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株式の売買方法は「現物取引」と「信用取引」の二通りの売買方法があります。現物取引とは、自分 の資産の範囲内で株式を売買することで、100万円の株式を購入ためには、当然100万円がないと 取引できません。信用取引とは証券会社に委託保証金を担保に証券会社から購入代金や株式を借り て行う取引のことで、自分の資産以上の取引が可能になります。 「委託保証金」というのは担保のようなものですが、証券会社によって「委託保証金率」というものが 決められており、委託保証金率とは取引金額の何%のお金が必要かということで、委託保証金率が20 %の場合20万の委託保証金で100万円分の取引が行え、30万円の委託保証金で150万円の取引 を行えます。委託保証金率が20%の場合、委託保証金のの5倍の金額を取引できるようになります。 委託保証金を差し出せば保証金率に応じた金額を取引できるとなれば、いい事ばかりのような気がし ますが、購入代金や株式を借りるということで「利子」を支払わなければなりません。金利の詳細などは 後にしますが、各証券会社にもよりますが2%~3%と普通にお金を借りるよりかなり安く設定されてい ます。 【制度信用取引と一般信用取引】 信用取引の種類は「制度信用取引」と「一般信用取引」があります。 「制度信用取引」とは東証、JQなどの証券取引所があらかじめ信用取引の規則を決めているもので、 取引所が制度信用銘柄に指定している銘柄であれば信用取引の信用買いが可能です。また取引所が 賃借銘柄に指定している銘柄であれば、信用買い、信用売りが可能です。しかし両指定銘柄ともに6ヶ 月の期限が定められており、期限内で現引き、現渡しもしくは反対売買を行い返済をしなければなりま せん。一般的な信用取引のほとんどが制度信用取引のことです。 「一般信用取引」とは名前とは逆に一般的ではなく、証券会社で取引ルールなどを設定しています。 一般的に返済期限が6ヶ月より長く、無期限のところもあるので期間を気にすることなく取引できますが、 金利が制度信用取引に比べて高いことが多いので、あまりおすすめはできません。 信用取引のメリットのページへ
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