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出来高とは市場の株式の売買高のことをいいます。株価とは何の関係もないように思えますが、実際 はこの出来高は市場の売買エネルギーを測る非常に重要な指標の1つです。出来高の増減によって起 こるその後の値動きを見ていきましょう。 上の株価チャートのA1の部分から3ヶ月間に渡り、息の長い上昇が続いています。長い間底値付近で 低迷していたところ急激な出来高の上昇とともに、株価も急反発しています。またA2の部分の天井付近 からの出来高の急減とともに株価も少しずつ下落しています。 A1の部分からの上昇は何かの材料が出たなどのきっかけとともにいっせいに買いが入り始めた状態 ですが、その後の上昇局面でも出来高をともなって上昇しており、投資家全体がまだまだ上値を狙えると いう心理で買いを継続している状態です。このように底値付近で出来高の上昇とともに株価も上昇すれ ば息の長い上昇が期待できます。逆に底値付近で株価のみ上昇に転じたとしても息の長い上昇はあま り期待できません。 またA2の部分からの下落局面は、これまで買われてきたが投資家が高値警戒感から買い控えるよう になったなどの理由で出来高が急減しており、その後の数少ない上昇局面でも出来高がともなわず、投 資家全体が買いを控えている状態になりその後も下落しています。このように株価が高値もみあいで出 来高が急減すれば下落する可能性が高いです。また高値もみ合いで出来高がともなっていてももみ合 いを突破できなければ、次第に出来高が減っていき株価が下落する可能性が高くなってきます。 底値圏での上昇サインのページへ
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